人をつくる会社でありたい

『企業は人なり』これは、創業者である先代の会長(伊藤喜美)がよく口にしていた言葉です。
その言葉通り、一人ひとりの成長が、企業の成長につながると強く信じています。

「創造」「先取」「挑戦」を貫く共通点は主体性を持って物事に取り組むこと。

未来に向かって希望を持つ。大きな、崇高な目標に向かって走りながら考えて、最適な答えを見つけていくという企業風土があります。

グループの売上が7,000億になる段階にあっても、お客様との関わり方は中小ベンチャー企業のように「全部自分でやる」という気持ちで良いのではないかと思っています。

しかし、企業の規模が大きくなると、組織が縦割りになり、お客様の顔が身近に感じにくくなるということも世間ではよく耳にします。 これではバローの原点「店はお客様のためにある」とは言えません。売場もお客様のためにある。商品もお客様のためにある。諸々のサービスもお客様のためにある。 仕事に対する心構えがそうなって「店はお客様のためにある」につながるのだと思っています。

私たちが大切にしているのは「人」です。これからは今まで以上に、人材教育にもっと力を入れていきます。
2019年に新しい研修センターを岐阜県可児市に開設しました。
これは、「現場重視」の経営を元に売場やバックヤードの機能を模し、宿泊施設を完備、大ホールも備えた、小売業では全国最大級の規模となります。ここで、集中的に商品知識や加工技術を学ぶことで、料理用途に応じた商品化が正しい手順で学ぶことが可能となり、食品ロスの削減にも繋がっています。

地域一番店を目標に、生鮮部門を強化し、商品・カテゴリーそのものが魅力的で来店動機となる「デスティネーション・ストア」への変化を目指しています。
そのように変化した店舗には、「安心して買い物ができる」と認知され、お陰様で、多くのお客様にご利用いただけるようになりました。
これからの勝負は商品力にかかっています。魅力ある商品を開発・育成し、従業員自らが考え、売場を常に変化させていくことが必要とされます。

新入社員のみなさんには、まず初めにお店の仕事をしっかりやって勉強してほしい。 私自身も現場からキャリアをスタートさせていますし、お客様との関わりの中で学ぶことが自分自身の成長につながっていきます。

私たちは、新型コロナウイルスの感染拡大の2020年3月以降も、食生活を守る仕事、社会生活を維持するために必要な「エッセンシャルワーカー」です。そのことに誇りを持って働いてほしいと思います。

バローグループは売上規模1兆円達成を目指していますので、一人ひとりが活躍できる場は、数多くあります。
みなさんと一緒に頂上を目指せることを期待しています。